Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正

「OAuth 2.0」による認証を提供するリバースプロキシ「oauth2-proxy」に脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

「同7.10.0」および以前のバージョンに脆弱性「CVE-2025-54576」が明らかとなったもの。

「skip_auth_routes」オプションを正規表現を用いて設定している場合、クエリパラメータを正しく解釈できず、認証をバイパスすることが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSS v3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発チームは、現地時間2025年7月30日にリリースした「同7.11.0」でバグの修正やセキュリティ対策の強化などとともに同脆弱性を解消した。あわせて緩和策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2025/07/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応