Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告、前月比約15%減 - 4カ月ぶりに10万件下回る

20230906_ap_002.jpg
フィッシング攻撃に悪用されたブランド件数推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに作成)

悪用されたブランドは、前月から2件減少して91件。業種としては「クレジットや信販会社」が19件、「通信事業者やメールサービス関連」が16件、「金融関連」が12件、「配送関連」と「EC関連」「オンラインサービス関連」がそれぞれ6件、「決済サービス関連」が5件だった。

個別のブランドを見ると「Amazon」をかたるフィッシングが前月に引き続き多く約36.1%。次いで「三井住友カード」「ヤマト運輸」「三井住友銀行」「Apple」「セゾンカード」が多く、これら6ブランドで約74.2%にのぼる。1000件を超える報告が15件のブランドで寄せられており、これらで全体の約92.4%を占めた。

同協議会が調査のため用意したメールアドレスに着信したフィッシングメールのうち、独自ドメインが使われるなど、送信ドメイン認証では判別ができないメールは約23.8%だった。

のこる約76.2%に関しては、送信元として正規のドメインを偽装する「なりすましメール」。このうち43.1%については送信ドメイン認証技術「DMARC」を用いることで受信の拒否や隔離を行なうことが可能だった。一方、33.1%については「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」に未対応だった。

受信側で「DMARC」の対応を行っていないメールサービスの利用者からの報告が増えていると指摘。メールサービス事業者に対し、利用者を保護するために対応することを検討するよう求めている。

送信元のIPアドレスを見ると、中国の通信事業者から配信されたものが約76.8%で依然として多い。また、PTRレコード設定がされていないIPアドレスからの送信が約94.3%を占めた。

(Security NEXT - 2023/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Linuxカーネルに権限昇格の脆弱性「Copy Fail」 - PoC公開済み
米当局、悪用リストに脆弱性3件を追加 - 最短で5月3日対応期限
小中20校で児童生徒の個人情報を同意なしにPTAへ提供 - 静岡市
サイバーセキュリティ総務大臣奨励賞、個人2名と2団体が受賞
複数Chatworkアカウントが侵害、不正な請求書送信も - 鉄道設備機器メーカー
電子カルテで知人情報を不正取得、漏洩した病院職員を処分 - 青森県
手術室のタブレット端末が所在不明 - 荻窪病院
「Firefox」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
業務用チャットアカウントに不正アクセス - 東京計器
デンソー海外2拠点にサイバー攻撃 - 情報流出の可能性、生産に影響なし