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「Proself Gateway Edition」向けにアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消

ノースグリッド製オンラインストレージ構築パッケージソフトウェア「Proself」にゼロデイ脆弱性が見つかった問題で、「Proself Gateway Edition」向けのアップデートが公開された。

同社では、7月20日に製品に対するゼロデイ攻撃が確認されていることを公表。7月28日にアップデートとなる「Proself Enterprise Edition 5.62」「Proself Standard Edition 5.62」を提供している。

「Proself」に関しては、すべてのエディションが脆弱性の影響を受けており、ネットワーク分離環境におけるファイル受け渡し機能に特化した「Proself Gateway Edition」については、8月14日にアップデートとなる「同1.65」をリリースした。

管理者権限でログインしたり、設定を書き換えて任意のプログラムが実行可能となる脆弱性を修正しており、利用者にアップデートを呼びかけている。また「Proself Mail Sanitize Edition」については、アップデートをリリース次第、購入した顧客に対して個別に案内する予定だという。

「Proself」の脆弱性に関しては、同製品の利用者はもちろん、販売、運用、保守などに携わる関係者などに対してJPCERTコーディネーションセンターより注意喚起が行われている。

ゼロデイ攻撃も発生しており、脆弱性を修正するアップデートや回避策の実施にくわえて、攻撃の影響なども受けていないか確認するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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