気象庁の複数メール機器にサイバー攻撃 - メーカーからの連絡で判明
気象庁や気象研究所が導入しているメール関連機器がサイバー攻撃を受け、受信したメールの一部が外部に流出した可能性があることがわかった。6月初旬に保守事業者から不正通信が行われてる疑いがあるとの連絡を受け、判明したという。
同庁によると、6月2日に機器のメーカーから保守委託事業者を通じ、メール関連機器において不正通信の疑いがあるとの連絡が入り、問題が判明した。
問題の機器を遮断、交換した上で保守業者が調査を行ったところ、脆弱性を悪用されて機器が侵害され、不正な通信が行われていた痕跡が6月14日に見つかったという。
気象庁や気象研究所がそれぞれ別に導入していたもので、機器のメーカー名や機種については、「セキュリティ上の観点から回答は差し控える」としてコメントを避けた。
機器を侵害された当初、メーカーにおいても把握していない未知のゼロデイ脆弱性が悪用されたと説明。一方、同庁が保守事業者から連絡を受けた時点では、メーカーも把握するなどすでに公知となっていた。
(Security NEXT - 2023/08/07 )
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