Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Ivanti EPMM」のゼロデイ脆弱性、ノルウェー政府も被害 - 侵害の確認を

さらにモバイルデバイスより内部ネットワークへゲートウェイとなるアプライアンス「Ivanti Sentry」経由で、組織内部の「Exchange Server」にアクセスしており、同サーバ上にはウェブシェルがインストールされていたという。

攻撃者にとって多数のモバイルデバイスに対するアクセス権を管理する「MDM」は魅力的なターゲットであり、過去にも「MobileIron」の脆弱性を悪用されたと指摘。

CISAとNCSC-NOは、アドバイザリにおいて現在被害が判明している組織以外にも、政府機関や民間企業など広範な組織が標的とされ、攻撃が展開される可能性もあるとの懸念を示した。

アドバイザリでは、具体的な攻撃手法や「IoC(Indicators of Compromise)」など関連情報をまとめたほか、パッチが適用されていないデバイスを特定するためのテンプレートや組織における侵害調査を支援する情報を提供している。

また組織内部が侵害されていないか確認するよう推奨。侵害の痕跡が検出されなかった場合も、同製品をすぐにアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開