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ランサム被害の「社労夢」、AWSで一部サービスを再開

エムケイシステムは、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃により、「社労夢(Shalom)」など社労士事務所や人事労務部門向けに提供するサービスが停止していた問題で、6月5日より一部サービスを再開した。

サービス停止後、暫定的にオンプレミス版を希望者へ提供するなど対応を進めてきたが、2023年6月30日より「Amazon Web Services(AWS)」上で構築したクラウド版による一部サービスを再開したもの。

具体的には、「社労夢V5.0」や同バージョンの「ネットde顧問」「ネットde事務組合」のほか、「DirectHR」について提供を開始している。再開にあたり、外部協力のもとセキュリティ面の強化を実施したという。

「社労夢オンプレ版」を利用している場合はデータ移行の必要性が生じるなど、利用状況によってサービスを再開する流れや時期が異なると説明。データのアップロードツールは今後提供予定としており、利用者向けのアナウンスを確認するよう呼びかけている。

今後7月第2週には、「社労夢V3.4」および同バージョンにおける「ネットde顧問」「ネットde事務組合」のほか、「SR-SaaS」「マイナボックス(MYNABOX)」「マイナボックス(MYNABOX)CL」についても再開を予定している。

(Security NEXT - 2023/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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