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「社労夢」の復旧、6月末から7月上旬を予定 - MKシステム

エムケイシステムは、社労士事務所や人事労務部門向けサービス「社労夢」を提供するサーバがランサムウェアに感染し、障害が発生している問題で、6月末から7月上旬の復旧を目指して作業を進めていることを明らかにした。

同社では、6月5日早朝に顧客向けのシステムを運用するサーバにおいて障害が発生。ランサムウェアによりデータセンターで運用するサーバが暗号化される被害が発生した。

「社労夢(Shalom)v5.0」「同v3.4」「同Company Edition」「ネットde顧問」「MYNABOX(マイナボックス)」「MYNABOX(マイナボックス) CL」「ネットde事務組合」「DirectHR」で影響が出ている。従来発表に含まれていなかった「SR-SaaS」を対象サービスに追加する一方、「eNEN」「Cloud Pocket」への影響については否定した。

同社は本誌取材に対してバックアップデータが残っているとするも、全面的な復旧には時間がかかるとし、「ネットde賃金WEB版」をはじめ、一部サービスより暫定的な再開を順次進めてきた。ローカル環境で稼働する「社労夢」のオンプレミス版についても提供している。

同社は、システムの全面的な復旧に関して、従来のデータセンターにくわえ、「Amazon Web Services(AWS)」環境でも構築を進めていると説明。6月末から7月上旬をめどに復旧を予定していることを明らかにした。

(Security NEXT - 2023/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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