初期パスワードのメルアカ2件がスパム踏み台に - 新潟大
新潟大学は、メールアカウント2件が第三者に乗っ取られ、スパムメールを送信するために悪用されたことを明らかにした。
同大によれば、学内で利用するメールアカウント2件が不正アクセスを受けたもの。4月13日から同月17日にかけて、同大の基幹メールサーバを経由し、約151万件のスパムメールが送信された。
学内よりメールを送信できないとの報告が複数寄せられ、調査を行ったところ、複数のスパムメールに関するブラックリストへ基幹メールサーバが登録されており、メールアカウントより大量のスパムが送信されていることが判明した。
部署ごとに設置している一部メールサーバに対して総当り攻撃が行われ、これらアカウントのパスワードを特定された。あらたに発行したばかりのメールアカウントで、脆弱な初期パスワードが設定されており、利用者に複雑なパスワードへ変更するよう依頼していたが、変更前に侵害されてしまったという。
第三者によって送信されたスパムメールは残っておらず、記載されていた具体的な内容はわかっていない。送信元として乗っ取られた同大メールアカウントは使用されておらず、送信元には無関係のメールアドレスを指定していた。
(Security NEXT - 2023/06/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ
「セキュリティ・キャンプ2025ミニ」、10月にオンライン開催
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
先週注目された記事(2025年8月10日〜2025年8月16日)
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開