Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「curl」に複数の脆弱性 - アップデートにて修正

「curl」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「libcurl」において誤ったデータを送信したり、解放後などにメモリを使用するなど予期せぬ誤動作を引き起こす可能性がある脆弱性「CVE-2023-28322」が明らかとなった。

さらにSSHサーバの公開鍵を検証する機能において解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-28319」のほか、ワイルドカード証明書における検証不備の脆弱性「CVE-2023-28321」、サービス拒否が生じる「libcurl」の脆弱性「CVE-2023-28320」が判明している。

開発者は、脆弱性の重要度について「CVE-2023-28319」を4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とし、他脆弱性についてはもっとも低い「低(Low)」とした。

一方米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、「CVE-2023-28322」に対し、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2023/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース