Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

エンカレッジ製のUNIX/Linux向け証跡記録ソフトに脆弱性

エンカレッジ・テクノロジが提供する「ESS REC Agent Server Edition」の一部製品に脆弱性が明らかとなった。

同製品は、サーバにおける操作について証跡を記録したり監視できるソフトウェア。LinuxやUNIX系OS向けの製品においてディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2023-28382」が明らかとなった。

脆弱性を悪用されると、サーバ上にある任意のファイルを閲覧されたり、改ざんされるおそれがあるという。

JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」において同脆弱性のベーススコアを「8.8」と評価している。

同脆弱性は、サイバーディフェンス研究所の丑丸逸人氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行なった。アップデートを実施するよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

小学校で2年分の心臓検診診断票が所在不明 - 名古屋市
イベント募集の関連ファイルに無関係の20年前登記情報 - 福山市
サイバー攻撃で障害、FW更新時に設定ミス - アクリーティブ
ネットワーク機器経由で侵害、個人情報流出か - クールジャパン機構
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
先週注目された記事(2025年9月7日〜2025年9月13日)
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町