Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WebLogic」など既知脆弱性3件に対する攻撃に注意喚起 - 米政府

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、積極的な悪用が確認されているとして現地時間5月1日に3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加した。

具体的には「CVE-2023-21839」「CVE-2021-45046」「CVE-2023-1389」を追加したもの。同リストは、米行政機関に対して法的な拘束力を持ち、一定期間内に対応する義務が課されている。リストに追加された脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、CISAでは、米行政機関に限らずすべての組織に対応を強く促している。

「CVE-2023-21839」は、「Oracle Fusion Middleware」に含まれる「Oracle WebLogic Server」に明らかとなった情報漏洩の脆弱性。認証なしにリモートより容易に悪用でき、情報漏洩が生じるおそれがある。2023年1月にOracleがリリースした定例パッチにて修正されている。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」。

またここに来て「Apache Log4j」に明らかとなった「CVE-2021-45046」が同リストへ追加された。同脆弱性は、別名「Log4Shell」として知られる「CVE-2021-44228」などとともに明らかとなった脆弱性。当初CVSS基本値は「3.7」、重要度は「中(Moderate)」との評価だったが、その後大きな影響を及ぼすおそれがあるとしてCVSS基本値が「9.0」、重要度が「クリティカル(Critical)」へと引き上げられた経緯がある

さらにTP-Link製ルータ「Archer AX-21」に明らかとなったコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-1389」がリストに加わった。ウェブ管理インターフェイスにおいて認証なしにroot権限でコマンドを実行できる脆弱性で、脆弱性「CVE-2023-27359」と組み合わせることでWAN側からも攻撃が可能であることが判明している。

(Security NEXT - 2023/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Linuxカーネルに権限昇格の脆弱性「Copy Fail」 - PoC公開済み
米当局、悪用リストに脆弱性3件を追加 - 最短で5月3日対応期限
小中20校で児童生徒の個人情報を同意なしにPTAへ提供 - 静岡市
サイバーセキュリティ総務大臣奨励賞、個人2名と2団体が受賞
複数Chatworkアカウントが侵害、不正な請求書送信も - 鉄道設備機器メーカー
電子カルテで知人情報を不正取得、漏洩した病院職員を処分 - 青森県
手術室のタブレット端末が所在不明 - 荻窪病院
「Firefox」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
業務用チャットアカウントに不正アクセス - 東京計器
デンソー海外2拠点にサイバー攻撃 - 情報流出の可能性、生産に影響なし