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「Apache Log4j 2.15.0」にもRCE脆弱性 - 評価を「Critical」に引き上げ

「Apache Log4j」の開発チームは、「Log4Shell」修正後の「同2.15.0」に明らかとなった
脆弱性「CVE-2021-45046」について、当初の評価をあらため、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」に引き上げた。

「Apache Log4j 2.14.1」および以前のバージョンに、リモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2021-44228」が判明し、開発チームでは修正版として「同2.15.0」をリリース。

その後一部対応が不十分であり、DoS攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2021-45046」が残存することを公表し、「同2.16.0」「同2.12.2」にて修正したことを明らかにしていた。

しかし、RyotaK氏をはじめとする複数のセキュリティ専門家より「CVE-2021-45046」に関する詳細について報告が寄せられ、開発チームでは同脆弱性の評価について見直しを実施。

リモートよりコードを実行されるおそれがあるとして、重要度をこれまでの「中(Moderate)」からもっとも高い「クリティカル(Critical)」へと引き上げた。

(Security NEXT - 2021/12/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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