「Apache Log4j 2.15.0」にもRCE脆弱性 - 評価を「Critical」に引き上げ
「Apache Log4j」の開発チームは、「Log4Shell」修正後の「同2.15.0」に明らかとなった
脆弱性「CVE-2021-45046」について、当初の評価をあらため、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」に引き上げた。
「Apache Log4j 2.14.1」および以前のバージョンに、リモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2021-44228」が判明し、開発チームでは修正版として「同2.15.0」をリリース。
その後一部対応が不十分であり、DoS攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2021-45046」が残存することを公表し、「同2.16.0」「同2.12.2」にて修正したことを明らかにしていた。
しかし、RyotaK氏をはじめとする複数のセキュリティ専門家より「CVE-2021-45046」に関する詳細について報告が寄せられ、開発チームでは同脆弱性の評価について見直しを実施。
リモートよりコードを実行されるおそれがあるとして、重要度をこれまでの「中(Moderate)」からもっとも高い「クリティカル(Critical)」へと引き上げた。
(Security NEXT - 2021/12/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック