「VMware Workstation」「同Fusion」に深刻な脆弱性 - アップデートをリリース
のこる3件の脆弱性については、CVSS基本値が「7.7」から「7.1」のレンジで評価されており、重要度はいずれも1段階低い「重要(Important)」とされる。
「CVE-2023-20870」もBluetoothデバイスの共有機能に明らかとなった脆弱性。ハイパーバイザーのメモリに含まれる特権情報を仮想マシンから読み取られるおそれがある。
一方「CVE-2023-20872」は、「SCSI CD/DVDデバイス」のエミュレーション機能において域外メモリへアクセス可能となる脆弱性。仮想マシンからハイパーバイザーでコードの実行が可能になるという。
また「CVE-2023-20871」は、ホストOSへ読み書きのアクセス権を持つ場合に、ホストOSへroot権限でアクセス可能となる権限昇格の脆弱性。「VMware Fusion」のみ影響を受けるとしている。
同社では最新版となる「VMware Workstation 17.0.2」「VMware Fusion 13.0.2」をリリースし、アップデートを呼びかけた。ただし「CVE-2023-20872」については、2月にリリースした「VMware Workstation 17.0.1」「VMware Fusion 13.0.1」にて修正済みとなっている。
(Security NEXT - 2023/04/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
健康靴の通販サイト、個人情報流出の可能性
個人情報含む国勢調査世帯一覧を紛失 - 荒尾市
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
委託業者の別自治体向け納品ファイルに個人情報 - あま市
USBメモリを紛失、発信機履歴から誤廃棄の可能性 - 福井大病院
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供