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USBメモリを紛失、発信機履歴から誤廃棄の可能性 - 福井大病院

福井大学医学部付属病院は、患者の個人情報が保存されたUSBメモリの所在がわからなくなっていることを明らかにした。USBメモリと一緒だった発信機の状況から、廃棄物に混入した可能性があるという。

同院によれば、2025年9月10日に医師が個人情報を含むUSBメモリを紛失していることに気付いた。同USBメモリには、患者ID、既往歴、診断名、年齢など5件の患者情報が保存されている。

医師が前日9日に院内のカンファレンスに向けた準備のため、個人情報をUSBメモリに保存していた。その後持ち歩いたまま病棟で業務にあたり、その後帰宅した。立ち寄った場所などはないという。

紛失の判明後、心当たりを探すも見つからなかった。同USBメモリは、医師が勤務管理に使用していた位置情報の発信機と一緒だったが、通信記録など確認したところ、廃棄物に混入した可能性があるという。

同院では、対象となる患者に経緯を報告するとともに謝罪した。

(Security NEXT - 2025/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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