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福岡県暴力追放運動推進センターがサポート詐欺被害 - 情報流出のおそれも

暴力団対策や被害者への支援活動などを行っている福岡県暴力追放運動推進センターは、いわゆる「サポート詐欺」の被害に遭い、業務で使用する端末が侵害されたことを明らかにした。個人情報が流出した可能性があるという。

同センターによれば、3月20日に業務用パソコンに「トロイの木馬に感染した」などと不安を煽る偽の警告画面が表示され、攻撃者の指示に従ってしまったことから端末を遠隔操作されたもの。

問題のポップアップ表示では、サポートセンターなどと称して電話番号を記載。職員が電話をかけたところ、プログラムをダウンロードするよう指示され、インストールしたところ遠隔操作が行われた。

電話をかけた職員が画面表示の異常に気が付いて電話を切ったが、犯人から折り返しの電話があり、2万円を支払うよう要求された。応じることはなく、金銭的な被害は発生していない。

電話をかけてきた犯人の声は小さく、ぼそぼそと聞き取りにくい音声だったが、言い回しなどに不自然な印象は受けなかったという。

(Security NEXT - 2023/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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