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「XStream」や「Plex Media Server」の既知脆弱性が攻撃の標的に

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間3月10日に脆弱性2件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

積極的な悪用が確認されているとして、メディアサーバである「Plex Media Server」の脆弱性「CVE-2020-5741」や、Javaライブラリ「XStream」の脆弱性「CVE-2021-39144」を同リストへ追加したもの。ともに悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。いずれも実証コード(PoC)なども公開されている。

「XStream」の脆弱性「CVE-2021-39144」に関しては、同製品を実装する「VMware Cloud Foundation(NSX-V)」に対する攻撃が確認されており、VMwareでは注意を呼びかけている。

「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」は、積極的に悪用が確認された脆弱性を収録しているリスト。脆弱性に対する攻撃は同国内外問わず広く展開されるおそれがあり、関連製品を利用している場合は注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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