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歯科医が患者情報含むUSBメモリを紛失 - 公立置賜総合病院

置賜広域病院企業団が運営する公立置賜総合病院において、患者情報が保存されたUSBメモリが所在不明となっている。

同院によれば、患者情報が保存されたUSBメモリを歯科口腔外科の歯科医師が紛失したもの。1月19日にUSBメモリを使おうとした際、見当たらないことに気づいた。

同USBメモリには、2000年11月から2022年12月にかけて同院歯科口腔外科を受診した患者3万5892人分の情報を保存。氏名、患者ID、性別、居住自治体、初診日、病名、入院治療の有無といった情報が含まれる。

前日18日に資料作成のため使用したが、その後所在がわからないという。USBメモリにパスワードなどは設定されていなかった。

同院では今回の問題について規程違反があったと説明。職員を対象に情報セキュリティの研修を実施し、規定の周知徹底を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/03/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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