「ArubaOS」に複数の脆弱性 - 重要度「クリティカル」が6件
Hewlett Packard Enterprise傘下でネットワーク製品を提供するAruba Networksは、同社製品が搭載する「ArubaOS」のセキュリティアップデートをリリースした。リモートよりコマンドを実行されるおそれがある脆弱性など深刻な脆弱性に対処している。
「Arubaモビリティ・コンダクター(旧モビリティ・マスター)」「Arubaモビリティ・コントローラー」が搭載する「ArubaOS」や「WLANゲートウェイ」「SD-WANゲートウェイ」のファームウェアにおいて、あわせて33件の脆弱性が明らかとなったもの。
なかでも「PAPIプロトコル」の処理にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-22747」「CVE-2023-22748」「CVE-2023-22749」「CVE-2023-22750」が明らかとなった。UDP 8211番ポートに細工したパケットを送りつけられると、認証なしにOSの特権ユーザーとしてコマンドを実行されるおそれがある。
また「PAPIプロトコル」の処理に関しては、スタックベースのバッファオーバーフローが発生するおそれがある「CVE-2023-22751」「CVE-2023-22752」も判明している。
これら6件の脆弱性に関しては、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」としており、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。また19件については重要度が2番目に高い「高(High)」となっている。
(Security NEXT - 2023/03/02 )
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