「SECCON CTF」が3年ぶりにリアル開催 - 1点差の接戦も
国際大会で首位を勝ち取ったのは「DiceGang」。賞金40万円と副賞が贈られた。「hxp」が2位に輝いたが、続く3位の「AAA」とはわずか1点差という接戦。「hxp」のメンバーは「3位のチームに申し訳ない。最終結果についてはとてもラッキーだった」と語り、「AAA」の健闘を讃えるひと幕もあった。

接戦のなか、見事優勝を果たした「DiceGang」
国内大会は、社会人と大学生のわずか2人という少数精鋭で挑んだチーム「_(-.- _) )_」が優勝。海外大会にも参戦する同じCTFチームに所属しており、SECCONには2人で参戦している。それぞれ異なる得意分野で得点を積み重ねた。2位に「chocorusk」、3位に「rokata」が続いている。
戦っていたのは、CTFの出場チームだけではない。大会の根幹となる作問を行ったSECCON CTFチームもそのひとつだ。
グローバルで開催されるCTF大会は年々増加しており、少なくとも年間200近くが開催されている。週末に重なることも多い。著名なCTFチームは精鋭化が進み、出題の質やランキングへの影響、賞品などから出場する大会を選定しており、運営側ではこれら要求に応えることが求められる。
SECCONのCTFチームにてリーダーを務めた前田優人氏によれば、SECCONでは2020年に作問チームを再編したという。CTFに出場経験が豊富なメンバーが集まり、海外の本格的なCTFにも遜色ない良問を提供できるよう検討を重ねてきた。
大会終了後、出場チームからは「考えさせられる質の高い問題だった」「来年もぜひ参加したい」との声も多く、歴戦のCTFプレイヤーも満足したようだ。
(Security NEXT - 2023/02/17 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD
監査関連資料を誤送信、メアド入力ミスで - 三重県
ランサム被害で学生の個人情報流出を確認 - 宮城学院
国勢調査でメモに使った付箋を紛失 - むつ市
白衣ポケットから盗難、被害メモに患者情報含む可能性 - 東海大病院
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
SBI Cryptoで自己保有の暗号資産が流出 - 原因や被害など調査
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も