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外部からVPN経由で不正プログラム実行、メアド流出か - 明大

明治大学は、生田キャンパスで運用するサーバに対してサイバー攻撃があり、学生や教職員のメールアドレスが流出した可能性があることを明らかにした。

同大によれば、同キャンパスにある教育研究システムのサーバに高い負荷がかかっており、2022年10月19日に原因を調べたところ、不審なプログラムが稼働していることを確認した。

判明以降、外部協力のもと詳しい調査を進めているが、同年7月25日以降、複数回にわたって攻撃が行われ、VPNアカウントを不正に利用し、何らかの方法で不正なプログラムをリモートより実行されたことがわかった。

問題のプログラムを解析したところ、サーバ内に保存されていた同大関係者のメールアドレスのデータに対し、アクセスが行われていたという。

データを持ち出されたことを示す痕跡などは確認されていないが、同大では「MeijiMail」より発行した学生や教職員のメールアドレス3万6692件が流出したものとみなして対応を進めている。

(Security NEXT - 2023/02/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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