Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コンテナ管理プラットフォーム「Rancher」に深刻な脆弱性

コンテナの管理プラットフォームである「Rancher」に複数の脆弱性が明らかとなった。深刻な脆弱性も含まれる。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、「CVE-2022-43757」をはじめ、「CVE-2022-43759」「CVE-2022-43758」「CVE-2022-43755」「CVE-2022-21953」のあわせて5件の脆弱性が明らかとなったもの。

なかでも重要度が高い脆弱性は「CVE-2022-43757」。トークンや暗号鍵などの機密データが平文で保存されており、クラスターやプロジェクトの所有者、メンバーより参照できるという。

クラスターなどのKubernetesオブジェクトに機密データが平文で保存されており、API経由でアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2021-36782」が明らかとなり、2022年8月にアップデートがリリースされたが、未修正なものが存在した。

GitHubにおいて「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価されている。

(Security NEXT - 2023/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

IBM、インフラ管理のHashiCorpを64億ドルで買収
3月のDDoS攻撃件数、前月から2割減 - IIJレポート
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消
メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区