フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年11月のフィッシング攻撃の報告件数は、前月から約12.7%減少した。一方でフィッシングサイトに悪用されたURLの件数は約9.0%増加している。
フィッシング対策協議会によれば、11月のフィッシング攻撃の報告件数は19万7228件。1日あたり約6574.3件の報告が寄せられた。前月の22万5796件から約12.7%減少している。
これらの報告においてなりすましの対象になった業種を見ると、前月の25.3%を3.7ポイント上回り、約29.0%となった「EC関連」が最多。「クレジット、信販関連」が約25.4%で次に多かった。
「配送関連(約6.7%)」「航空関連(約5.5%)」「オンラインサービス関連(約5.3%)」「証券関連(約5.0%)」「交通関連(約4.2%)」「電気、ガス、水道関連(約4.1%)」が続いている。
フィッシング攻撃で悪用されたURLは5万2917件で、前月の4万8533件から約9.0%増。1日あたり1763.9件のURLが確認されている。

フィッシング攻撃の報告やURL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2025/12/26 )
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