Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、「OWASSRF」など悪用脆弱性2件について注意喚起

2022年11月に明らかとなった「Microsoft Exchange Server」の脆弱性や、年明け2023年1月の月例パッチで修正された「Windows」に関する脆弱性が悪用されているとして米政府が注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、現地時間1月10日に2件の脆弱性「CVE-2022-41080」「CVE-2023-21674」を追加したもの。

「CVE-2022-41080」は、「Microsoft Exchange Server」に明らかとなった脆弱性。「Outlook Web Access(OWA)」を介してSSRF攻撃が可能となることから「OWASSRF」とも名付けられている

マイクロソフトが2022年11月の月例セキュリティ更新で修正しており、当初悪用は確認されていなかったものの、その後CrowdStrikeが、ランサムウェア「Play」の調査時に悪用されていることを発見。パロアルトネットワークスなども攻撃を観測している。

「CVE-2022-41040」「CVE-2022-41082」を組み合わせた攻撃「ProxyNotShell」が観測されているが、「CVE-2022-41040」のかわりに「CVE-2022-41080」を用いることが可能で、「ProxyNotShell」の緩和策についても回避が可能となる。

(Security NEXT - 2023/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「WinRAR」に深刻な脆弱性 - ゼロデイ攻撃で判明
ビジネス交流会サイトに攻撃試行 - 攻撃遮断も一時閉鎖
配食サービス先リストが所在不明、携帯したコピーを紛失 - 東村山市
ひとり親世帯の対象者リストを第三者に誤送信 - 山形県
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
ホビー通販サイトが改ざん被害 - 個人情報流出の可能性
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
先週注目された記事(2025年8月3日〜2025年8月9日)