Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

姓など同じ別人のマイナンバーを住民システムに誤入力 - 鎌倉市

神奈川県鎌倉市は、転入した住民の異動届を処理する際、姓と生年月日が同一である別人のマイナンバーをシステムに入力したため、個人情報が流出したことを明らかにした。

同市によれば、9月16日に海外から転入した住民の異動届について事務処理を行った際、別人のマイナンバーと住民基本台帳コードを住民記録システムに誤って入力するミスがあったという。

入力にあたり、マイナンバーの付番者であるか、住民基本台帳ネットワークシステムで「氏、生年月日、性別」で検索し、氏と生年月日が同一だった別人の情報を入力したという。

誤って入力された別人が、マイナポータルで自分の情報を確認しようとした際、自身ではない住民の情報が表示されたため、加入している社会保険に連絡。国民健康保険中央会を通じて同市に問い合わせがあり、問題が発覚した。

同市では、関係者に対して経緯の説明を行い謝罪。神奈川県を通じて総務省に緊急事案報告書を提出した。

(Security NEXT - 2022/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
サポート詐欺で患者情報含むPCが遠隔操作できる状態に - 富田林病院
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
学校で個人情報含む入学関係書類を誤廃棄 - 横須賀市
人材育成プログラム「SecHack365」が応募受付をまもなく開始
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
【特別企画】経営戦略に資するセキュリティを学ぶ「情報システムCAMP2024」が4月18日開催
工場スマート化のリスクや対策を解説したガイドライン別冊資料