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「Exchange Server」のゼロデイ脆弱性、10月定例パッチに修正含まれず

「Microsoft Exchange Server」にゼロデイ攻撃の対象となった脆弱性2件が明らかとなり、修正プログラムのリリースが待たれているが、米時間10月11日にマイクロソフトが公開した月例セキュリティ更新に同脆弱性の修正は含まれていなかった。

問題の脆弱性「CVE-2022-41040」「CVE-2022-41082」は、サイバー攻撃に悪用されたことを契機に判明した脆弱性。報告者が詳細を明らかにしたことで悪用されるリスクも上昇している。

同社では脆弱性を回避する緩和策をアナウンス。「Exchange Server緊急緩和サービス(EEMS)」の活用や、同社が用意したスクリプト「Exchange On-premises Mitigation Tool v2」の実行など、最新の緩和策を講じるよう利用者に呼びかけている。

同社ではアップデートの準備を進めており、アップデートの公開、緩和策の更新など引き続き状況を注視していく必要がある。

(Security NEXT - 2022/10/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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