Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「bingo!CMS」に脆弱性、至急更新を - すでに悪用も

シフトテックが提供するコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「bingo!CMS」に脆弱性が明らかとなった。すでに脆弱性の悪用が確認されているという。

認証を回避し、不正なコードを含むファイルのアップロードが可能となる脆弱性「CVE-2022-42458」が明らかとなったもの。アップロードされた不正なファイルを悪用することで、不正なファイルの作成、ファイルの改ざん、任意のスクリプトの実行などが可能となる。

周知を目的に同社が情報処理推進機構(IPA)へ報告。公表にあたりJPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。同センターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において同脆弱性のベーススコアを「7.5」と評価している。

同社では、脆弱性を修正した「同1.7.4.2」を公開。アップデートを呼びかけている。「同1.6.x」を利用している場合、本来バージョンアップライセンスが必要となるが、今回は無償で最新版を提供するという。

「同1.5」以下については、すでにサポートを終了しており、有償のバージョンアップが必要になる。

なお、クラウド版はすでに修正済みとしており、「bingo!CMSエンタープライズ版」「bingo!Express」は、今回の脆弱性の影響は受けないとしている。

(Security NEXT - 2022/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

API管理ツール「WSO2 API Manager」の旧版にXXE脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 修正2件を実施
米政府、GW期間中に悪用確認脆弱性10件を追加
PHPのDB接続ライブラリ「ADOdb」のPostgreSQLドライバに深刻な脆弱性
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念