Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

YouTubeから誘導、ライブ配信サービス装う詐欺サイトに警戒を

10月1日より栃木県で開催されている第77回国民体育大会に便乗した詐欺行為が確認されている。動画サイト「YouTube」より誘導しようとしていた。

20221006_ap_001.jpg
YouTube上に公開されていた誘導動画。ロゴやキャラクターを無断で使用し、あたかもライブ配信が行われているようなサムネイルやタイトルを設定していた

今回確認されたケースでは、同イベントのライブ配信を外部サイトで視聴できるなどとする動画を「YouTube」に投稿。無関係のサイトにアクセスするよう促していた。

誘導先では、会員登録と称してメールアドレスやクレジットカードをはじめとする個人情報を入力するよう求める。

日本スポーツ協会は、同協会が運営する公式映像サイト「国体チャンネル」でのみ同競技会のライブ映像を配信しており、YouTube上では配信していないと説明。誘導先については、「個人情報をだまし取るフィッシングであることを確認している」として注意を喚起した。

本誌がYouTubeを確認したところ、10月4日、5日に複数のアカウントよりライブ配信を装う動画が投稿されているのを発見。いずれもアカウント名を「第77回国民体育大会」としており、タイトルやサムネイル画像には「LIVE」「ライブ配信」などと記載して、ライブ中継であるかのように見せかけていた。

(Security NEXT - 2022/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

雲仙普賢岳の防災システムで情報流出、闇ネット上に - 国交省
電車内で機密文書が盗難被害、その後回収 - 名古屋市美術館
約10万件の迷惑メール - 厚労省のサーバ経由で送信
ネット経由の攻撃リスクを管理する「ASM」の解説資料 - 経産省
障害者支援施設で案内メールを「CC」送信 - 茨城県
Jリーグ会員のメアド含むファイルを誤送信 - モンテディオ山形
個人情報含む福祉タクシー申請書が所在不明 - 船橋市
ルータ狙う「GobRAT」、IoC情報や解析支援ツールなど公開 - JPCERT/CC
アクセス制御ツール「Pomerium」に脆弱性 - アップデートを
第30回となる「Interop Tokyo 2023」、6月中旬に幕張で開催