DNSサーバ「BIND」に6件の脆弱性 - アップデートがリリース
Internet Systems Consortium(ISC)が提供するDNSサーバ「BIND」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
バージョンや利用環境によって脆弱性の影響は異なるが、メモリリークが生じる「CVE-2022-2906」「CVE-2022-38177」「CVE-2022-38178」や、特定の設定においてサービス拒否が生じるおそれがある「CVE-2022-3080」など、あわせて6件の脆弱性が判明した。
今回の更新において重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、悪用なども確認されていない。
「CVE-2022-2906」「CVE-2022-3080」「CVE-2022-38177」「CVE-2022-38178」の4件については、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、重要度は「高(High)」となっている。のこる2件については「中(Medium)」とレーティングした。
ISCでは、脆弱性を修正した「同9.19.5」「同9.18.7」「同9.16.33」をリリース。また脆弱性の判明を受けて、日本レジストリサービス(JPRS)では注意喚起を実施。アップデートなど早急に対策を講じるよう利用者に呼びかけている。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-2795
CVE-2022-2881
CVE-2022-2906
CVE-2022-3080
CVE-2022-38177
CVE-2022-38178
(Security NEXT - 2022/09/22 )
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