複数サーバがランサム被害、詳細を調査 - 日本盛
日本酒の製造を手がける日本盛が、ランサムウェアを用いたと見られるサイバー攻撃を受けたことがわかった。同社では影響の範囲や詳しい原因を調べている。
同社によれば、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、複数のサーバで被害が発生したもの。9月18日午前中にセキュリティ製品からアラートメールが届き、調べたところ被害が判明した。
被害にあったのは、業務で利用しているファイル共有サーバ。攻撃者により指定したファイルを確認するようメッセージが残されていた。同社では指定されたファイルを開いておらず、記載内容は把握していないが、状況を踏まえてランサムウェアによる攻撃と判断した。
同社では対象となるサーバをネットワークから遮断。セキュリティ事業者協力のもと、情報流出の有無を含め、被害状況の把握や原因について調査を進めている。また翌19日に警察へ相談。20日には自治体や税務署など所管官庁へ報告した。
システムが停止した関係で、受発注については電話やファックスなどで対応しているほか、一部事務作業についても影響が出ている。
また同社では通信販売サイトを運用しているが、システムが停止した影響で在庫の確認、商品発送といった作業に支障が出ていることからサービスを一時停止した。同サイトに対する侵害行為は確認されていないとしている。
(Security NEXT - 2022/09/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
一部母子管理票が保存箱ごと所在不明、誤廃棄か - 川崎市
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
サイトに不正プログラム、個人情報流出の可能性 - 靴通販サイト
個人メアドに業務ファイル送信、入力ミスで第三者に - 佐伯市
11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性