Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2021年度下半期、標的型攻撃対応で62件の緊急レスキュー実施

攻撃者は、時節のあいさつや自己紹介、所属するコミュニティでしか知り得ないイベント情報などをメールの題材とし、最初は無害なメールで接触を図るが、信用を得たところでマルウェアを送りつけていた。

無害なメールの送信からマルウェアを送りつけるまでに数週間から数カ月の期間が設けられていたケースも複数観測されており、長期的な計画のもと、攻撃を展開している可能性もある。

また2021年度後半には、国内の先端技術情報を扱う中小企業の従業員を標的としたソーシャルエンジニアリング攻撃が観測された。

従業員の私的なSNSアカウントを狙っており、好待遇の求人情報をもちかけて、最終的にマルウェアへ感染させようとしていた。

北朝鮮の関与が疑われる攻撃グループ「Lazarus」による攻撃キャンペーン「Operation DreamJob」に関するものと分析している。

(Security NEXT - 2022/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
J-CSIP、24件の脅威情報を共有 - 標的型攻撃は5件
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
J-CSIP、脅威情報22件を共有 - 海外関連会社への攻撃報告も