Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

攻撃元はパートナー企業、二次流出の痕跡見つからず - キンコーズ

キンコーズ・ジャパンは、同社が管理運用するサーバがサイバー攻撃を受けたとされる問題でパートナー企業経由のアクセスだったことを明らかにした。同パートナー企業の協力のもと、詳細を調べている。

同社は、キンコーズオンラインおよび九州や中四国地区以外の直営店で扱った名刺、宛名印刷、チラシの注文に関する情報が消失したり、外部に流出した可能性があることを7月4日に公表。詳細を調べていた。

同社では、サーバのアクセス元IPアドレスを特定。パートナー企業が利用する端末より、契約する業務とは関係ない目的でアクセスが行われたものとの見方を示した。

利用された端末は1台としており、同社は同パートナー企業の協力のもと端末を回収。セキュリティ事業者がフォレンジック調査などを実施している。

アクセス元となった端末がマルウェアに感染したり、外部から侵入を受けたなど、パートナー企業以外の第三者が攻撃の踏み台として同端末を利用したり、同端末よりデータが外部へ持ち出された形跡などは見つかっていないとしている。

(Security NEXT - 2022/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
ランサム被害、ネットワーク機器の脆弱性に起因 - トーモク
ランサム被害で顧客情報流出の可能性 - トキハグループ
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
機器から奪われた管理者アカウントで侵害受ける - ミネベアミツミ
ゼロデイ攻撃で個人情報流出の可能性 - 日鉄ソリューションズ
「愛知全県模試」受験者情報が流出した可能性 - SQLi攻撃で
熊本県農業サイトへのサイバー攻撃、詳細調査でDB侵害が判明
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック