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「愛知全県模試」受験者情報が流出した可能性 - SQLi攻撃で

愛知県内の高校を受験する中学生向けに模試を展開する学悠出版は、受験者の個人情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、同社が運営するウェブサーバがSQLインジェクションによる不正アクセスを受けたもの。2025年4月下旬に攻撃を認知し、外部協力のもと影響などを調査していた。

調査の結果、「愛知全県模試」の受験者に関する個人情報約28万2000件が流出した可能性があることが判明した。氏名、性別、生徒のコード、ID、塾コードなど含まれる。氏名については暗号化されているという。

これとは別に受験者の氏名、住所、電話番号、性別および保護者の氏名、メールアドレスなど約1万6000件が流出したおそれがある。ただし、いずれの項目も暗号化されていたとしている。

くわえて受験者の塾コード、生徒コード、生徒ID、進学情報約1万6000件のほか、塾名や住所、電話番号、メールアドレス、担当者氏名など塾に関する情報約8000件も対象としている。

今回の問題を受けて同社は、対象となる関係者に対し、メールで経緯を報告するとともに謝罪する。また個人情報保護委員会へ報告を行った。

(Security NEXT - 2025/07/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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