2Qのインシデント、前期比約1.3倍に - フィッシングやスキャン行為が増加
JPCERTコーディネーションセンターは、2022年第2四半期に同センターが把握したインシデントの状況について取りまとめた。報告数、インシデント件数のいずれも増加している。
同センターによれば、同四半期に寄せられたインシデントの報告は1万6714件。前四半期の1万6188件から3%増加した。
重複を除いたインシデント件数は1万2723件。前四半期の9369件の約1.3倍へと拡大している。サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は、前四半期比42%増となる7890件。
インシデントの内訳を見ると、「フィッシングサイト」が8088件で、インシデント全体の63.6%を占める。前四半期の6820件を18.6%上回った。
フィッシングサイトの内訳を見ると、68.3%にあたる5523件が国内ブランドを装ったもので、海外ブランドを装うケースが23.9%にあたる1931件だった。
(Security NEXT - 2022/07/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
委託先が患者情報を紛失、防犯カメラに誤廃棄時の映像 - 頴田病院
個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 栃木県住宅供給公社
個人情報含む生徒個人票を紛失 - 神奈川の中高一貫校
リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
都パスポートセンターの従業員が書類送検 - 個人情報記載の付箋を窃取
脅威情報共有プラットフォーム「MISP」に脆弱性 - 最新版へ更新を
水道局の制御機器を狙うサイバー攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
個情委、野辺地町に行政指導 - 管理不備や報告遅滞で
VMware、「VCD Appliance」の修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性に対応
設定不備でシステム開発用サーバから顧客情報が流出 - 積水ハウス