ランサム被害の鳴門山上病院、通常診療を再開
徳島県鳴門市の鳴門山上病院がランサムウェアによるサイバー攻撃を受けた問題で、同院では6月22日より通常診療を再開した。
同院によれば、6月19日17時40分ごろより、院内システムにおいてランサムウェアによる攻撃を受け、電子カルテや院内LANシステムなどが使用できない状況が発生した。
感染後は、病院内のネットワークプリンタから大量の用紙が印刷されたほか、端末が自動的に再起動し、電子カルテシステムが使用できなくなったという。
同院では、入院している患者への診療体制のほか、リハビリテーションや訪問診療、訪問看護などの医療体制を維持しつつも、外来診療に関しては、20日、21日と再来患者に限定していた。
同院では、6月21日にオフラインバックアップよりサーバを回復させ、一部端末における電子カルテや院内ネットワークなどを稼働。6月22日からは、新規患者受け入れを含む可能な範囲での通常診療を再開した。全端末の復旧に関しては時間を要するとしている。
(Security NEXT - 2022/06/24 )
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