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「RealPlayer」に複数の深刻な脆弱性

RealNetworksが開発するマルチメディアプレイヤー「RealPlayer」において、複数の深刻な脆弱性が判明した。修正方法などはわかっていない。

「同20.0.8.310」や「同20.0.7.309」において、任意のファイルタイプをダウンロードさせ、任意の場所に配置できるディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2022-32270」が指摘されている。

脆弱性を悪用されると。端末の起動時に実行ファイルを実行させたり、DLLインジェクションなどに悪用されるおそれがある。

また「同20.0.8.310」では、ローカルのHTTPエラーページに安全ではない「JavaScript」を挿入できる脆弱性「CVE-2022-32269」も明らかとなった。

さらにファイルを参照するために使用する内部URLプロトコルに脆弱性「CVE-2022-32271」が存在。任意のドメインにスクリプトを注入できるという。

(Security NEXT - 2022/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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