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患者に開示した文書に第三者の個人情報 - 姫路赤十字病院

姫路赤十字病院は、患者の親族へ開示した文書に関係ない患者の個人情報が印字された書類が含まれていたことを公表した。

同院によれば、患者の親族よりカルテの開示依頼へ対応した際、手続き用の書類に個人情報が印字された裏紙を使用したもの。本来ならば手続きの過程で抜き取るところ、そのまま患者の親族へ渡してしまったという。

問題の書類には、2020年9月に入院した一部の患者に関する氏名、ID、病名、入院日、入院期間など104件が記載されていた。

問題の判明後、開示文書を渡した親族に謝罪し、流出した書類を回収。流出した書類に記載されていた患者に対しては、個別に説明と謝罪を行った。

今後、裏紙について使用を禁止し、カルテ開示における手順の見直し、個人情報の取り扱いに関する周知徹底などを図り、再発を防止したいとしている。

(Security NEXT - 2022/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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