Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」に脆弱性 - 2月までの更新で修正済み

「Apache Tomcat」の「WebSocket接続」に脆弱性が明らかとなった。2月までにリリースされたアップデートにて修正済みだという。

WebSocket接続のクローズと同時にWebSocketメッセージを受信すると、アプリケーションがソケットを使用し続ける脆弱性「CVE-2022-25762」が明らかとなったもの。「同9.0.20」「同8.5.75」および以前のバージョンが影響を受ける。

異なる接続で同一ソケットを使用するため、誤ったデータ処理を行ったり、エラーが発生するおそれがあるという。開発チームでは2021年12月21日に同問題を把握。2022年5月21日に公表した。脆弱性の重要度を「重要(Important)」とレーティングしている。

今回指摘があった脆弱性に関しては、2019年6月にリリースされた「同9.0.21」や、2月にリリースされた「同8.5.76」にて修正済みとしている。

(Security NEXT - 2022/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性