「OpenSSL」に4件の脆弱性 - アップデートが公開
「OpenSSL」向けにセキュリティアップデートがリリースされた。4件の脆弱性を解消している。
一部スクリプトにおいて任意のコマンドを実行されるおそれがある「CVE-2022-1292」や、特定の環境下における署名検証時に検証を失敗しても成功したと誤って応答する脆弱性「CVE-2022-1343」など、あわせて4件の脆弱性が明らかとなったもの。
「CVE-2022-1292」「CVE-2022-1343」については、重要度が4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングされており、のこる「CVE-2022-1434」「CVE-2022-1473」については「低(Low)」とした。
「OpenSSL 3.0」については、いずれも影響があり、「同1.1.1」「同1.0.2」の両系統については「CVE-2022-1292」のみ影響を受ける。サポートが終了した「同1.1.0」については未検証のため、影響は不明。
開発チームでは、脆弱性を修正した「同3.0.3」「同1.1.1o」を公開。すでに一般向けのサポートが終了している「同1.0.2」については、プレミアムサポートの契約者に対して「同1.0.2ze」が提供されている。
(Security NEXT - 2022/05/09 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性