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ECサイトの情報流出被害、4割で1000万円超 - 責任範囲や技術の理解乏しく

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開発や運用保守における責任範囲の理解や委託先との合意状況(グラフ:個情委の発表をもとに独自に作成)

外部委託やクラウドサービスで構築していた57社に、開発において自社の責任範囲における理解状況を尋ねたところ、範囲を理解して委託先と合意していたケースは32%。

理解しつつも合意していなかったケースが16%だった。一方、47%は責任範囲を理解せず、委託先とも合意に至っていなかった。

運用保守に関しても同様の傾向が見られ、外部へ委託していた48社における50%が責任範囲を理解せず、委託先と合意に達していなかったとしている。

委託先との開発に関する契約書については、38%でセキュリティ対策の記載がなかった。15%はセキュリティ対策の記載があるも具体的ではなく、具体的な記載があったケースは3%にとどまる。

運用の委託おいても、30%が契約書にセキュリティ対策の記載がなかったとし、14%は記載があっても具体的ではなく、記載があったのは3%にとどまった。

(Security NEXT - 2022/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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