Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSL」にDoS攻撃のおそれ - アップデートが公開

OpenSSLの開発チームは、セキュリティアップデートとなる「同3.0.2」「同1.1.1n」「同1.0.2zd」をリリースし、脆弱性を解消した。

細工された証明書や秘密鍵を読み込むと一部関数で無限ループが発生し、サービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2022-0778」に対処したもの。脆弱性の重要度は、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

TLSを扱うクライアントやサーバ、認証局、証明書など預かるプロバイダーのほか、ASN.1の楕円曲線パラメータを解析する環境において広く影響を受けるとしており、攻撃者が細工した自己署名証明書などを解析させることでDoS攻撃を行うことなども想定されるという。

開発チームではセキュリティアップデートとなる「同3.0.2」「同1.1.1n」「同1.0.2zd」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開