「OpenSSL」にDoS攻撃のおそれ - アップデートが公開
OpenSSLの開発チームは、セキュリティアップデートとなる「同3.0.2」「同1.1.1n」「同1.0.2zd」をリリースし、脆弱性を解消した。
細工された証明書や秘密鍵を読み込むと一部関数で無限ループが発生し、サービス拒否に陥る脆弱性「CVE-2022-0778」に対処したもの。脆弱性の重要度は、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
TLSを扱うクライアントやサーバ、認証局、証明書など預かるプロバイダーのほか、ASN.1の楕円曲線パラメータを解析する環境において広く影響を受けるとしており、攻撃者が細工した自己署名証明書などを解析させることでDoS攻撃を行うことなども想定されるという。
開発チームではセキュリティアップデートとなる「同3.0.2」「同1.1.1n」「同1.0.2zd」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/03/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
