Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 99」を公開 - 28件のセキュリティ修正を実施

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザの最新版「Chrome 99.0.4844.51」をリリースした。

今回のアップデートでは「CSSカスケードレイヤー」の実装といった機能強化のほか、セキュリティに関する28件の修正を実施した。CVEベースで21件の脆弱性に対処したことを明らかにしているが、重要度が4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性が9件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性5件をはじめ、域外メモリへのアクセス、ヒープバッファオーバーフロー、型の取り違えなどを修正した。

あわせて重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性12件を解消。今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-0789
CVE-2022-0790
CVE-2022-0791
CVE-2022-0792
CVE-2022-0793
CVE-2022-0794
CVE-2022-0795
CVE-2022-0796
CVE-2022-0797
CVE-2022-0798
CVE-2022-0799
CVE-2022-0800
CVE-2022-0801
CVE-2022-0802
CVE-2022-0803
CVE-2022-0804
CVE-2022-0805
CVE-2022-0806
CVE-2022-0807
CVE-2022-0808
CVE-2022-0809

(Security NEXT - 2022/03/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正