Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

文書センターで約55万件の顧客情報を紛失 - 金沢信金

金沢信用金庫は、文書センターにおいて、顧客情報が記載された書類が所在不明となっていることを明らかにした。

同金庫によれば、文書センターにおいてATMジャーナルが保存された文書箱6箱をはじめ、あわせて11箱が所在不明となっていることが判明したもの。のべ55万1149件の顧客情報が記載されている。

具体的には、のべ52万7857件の顧客情報が記録された5支店のATMジャーナルのほか、2支店で扱った伝票綴りのべ1万3588件、2支店における為替関係の帳票綴りのべ9627件、本部で扱った住宅ローンの稟議書のべ77件などの所在がわからないという。

書類によって記載されている顧客情報は異なるが、氏名、口座番号、カード番号、取引金額、残高のほか、住所、電話番号、職業、所得額、購入不動産の内容、連帯保証人や担保提供者の氏名なども一部含まれる。

同金庫において保存文書の調査を行った際に紛失が判明した。同金庫では、保存期限を過ぎた不要書類とともに誤って廃棄した可能性が高いと説明。不正利用は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2022/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
段ボール1箱分の定期預金帳票を誤廃棄 - 永和信金
常時施錠管理の書類が所在不明に、誤廃棄か - 網走信金
職員が顧客情報を第三者に漏洩 - 須賀川信金
顧客情報を別の口座振替収納企業へ誤送付 - 西京信金
ATMの取引情報を記録した光ディスクを誤廃棄 - 北星信金
顧客情報記載の伝票綴1冊が所在不明 - 東春信金
13年以上にわたる顧客情報の持ち帰りが判明 - 北海道信金
解約済み預金の一部印鑑届を紛失、誤廃棄の可能性 - 大阪信金
ATMの取引情報が記録された記録媒体を紛失 - 杜の都信金