12月のDDoS攻撃、件数微減となるも最大規模は拡大 - IIJ調査
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2021年12月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数は減少したが、前月を上回る規模の攻撃が確認されている。
同社が提供するDDoS攻撃対策サービスでの検知動向を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃は534件。前月の559件から25件減少した。2021年6月に879件を記録したが、以降は500件台で推移している。
1日あたりに換算すると17.2件。前月の18.6件を下回った。1カ月を通して見ると、おおむね10件から30件の間で推移しているが、12月2日には70件を超える攻撃が観測されている。
同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、DNSやNTPなど複数のUDPプロトコルを用いたリクレクション攻撃。約380万ppsのパケットにより、約23.98Gbpsのトラフィックが発生した。前月もっとも規模が大きかった約236万pps、約19.61Gbpsを上回る規模だった。
同月にもっとも継続した攻撃も同攻撃で、約33分にわたって攻撃が継続したという。
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IIJによるDDoS攻撃の観測状況推移
(Security NEXT - 2022/01/28 )
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