Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Deep Security」などトレンド2製品に脆弱性 - 実証コードが公開済み

トレンドマイクロのセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」「Trend Micro Cloud One Workload Security」に複数の脆弱性が明らかとなった。すでに実証コードが公開されているという。

両製品においてLinux環境向けのエージェントに複数の脆弱性が存在することが判明したもの。すでに脆弱性の実証コードが公開されているという。Windows版は影響を受けない。

「CVE-2022-23120」はコードインジェクションの脆弱性。悪用されるとローカル環境において権限昇格が生じ、root権限を奪われるおそれがある。またディレクトリトラバーサル「CVE-2022-23119」を悪用されると任意のファイルを窃取されるという。

いずれも未アクティベート状態のエージェントへアクセスされた場合に影響を受ける。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはともに「7.0」。同社は脆弱性の重要度を「高」と評価している。

同社では、脆弱性の周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告。利用者に対してアップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2022/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分