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元従業員の売却HDD内に業務文書、データ複製の連鎖で - ラック

バックアップデータや保存先のドライブは暗号化されておらず、売却時にハードディスクの簡易的なフォーマット作業しか行っていなかったため、データを復元できる状態だった。

同社は、流出発生当時は業務データの複製を防止するための技術的対策が不十分だったと説明。今回の問題を受けて、データ複製の制限や監視、従業員の異動時および退職時における機器の回収、情報廃棄などの社内プロセスについて強化を図り、再発を防止したいとしている。

社内処分については、すでに従業員が退職済みであるとして特に実施予定はないという。回収したハードディスクと保存されていたデータについては、対応がすべて完了次第、復旧できないように完全に破壊する予定。

(Security NEXT - 2022/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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