Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 九州の不動産会社

大分県や福岡県で不動産事業を展開する別大興産は、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃を受け、脅迫を受けたことを明らかにした。

同社によれば、10月24日7時40分ごろ、システム担当者がサーバの稼働状態を確認したところ、第三者によってサーバや周辺機器が侵害され、ランサムウェアによる被害が発生したことが判明したもの。

攻撃者は、個人情報を含むデータを取得し、金銭を支払わないとデータを第三者へ売却するなどと脅迫する内容を残していたという。

10月25日の時点で、同社管理物件の入居者や過去の契約者、賃貸物件を保有しているオーナー、同社の仲介で不動産売買を行った顧客などの情報が被害に遭った可能性がある。

また大分県、大分市、竹田市より受託している公営住宅の入居者、退去者、申込者のほか、取引のある法人、同社の従業員、同社が運営する保育所の入所者と保護者などの個人情報なども対象としている。サーバが使用できないため、件数の特定には至っていない。

(Security NEXT - 2024/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開