Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress」にセキュリティアップデート - 4件の脆弱性を解消

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の開発チームは、最新版となる「WordPress 5.8.3」を公開した。

今回のアップデートは、非公開で報告されたセキュリティに関する4件の脆弱性を修正したセキュリティリリース。「同5.8.3」をはじめ、「同3.7」以降の各ブランチ向けにアップデートを用意している。

具体的には、「WP_Query」や「WP_Meta_Query」に明らかとなった「SQLインジェクション」の脆弱性を解消。さらに投稿スラッグにおけるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性や、マルチサイトにおけるオブジェクトインジェクションの脆弱性などに対処した。

自動更新に対応したサイトに対しては、すでに更新プロセスを開始しており、手動で更新している場合は、ダッシュボードよりアップデートを適用したり、最新版をダウンロードにより入手するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を