10月は通信キャリアを装うフィッシングサイトが前月比3.6倍に
BBソフトサービスは、通信キャリアを装うフィッシング詐欺サイトが増加傾向にあるとして注意を呼びかけている。
10月に同社が把握したフィッシング詐欺サイトの状況を取りまとめたもの。同社製品では1カ月を通じて324万932件の検知があり、前月から7万6332件増加した。
収集した情報において、「通信キャリア」をかたるフィッシング詐欺サイトは1093件。8月は133件だったが、9月は305件、10月は1093件と増加傾向が続いている。
IDやパスワード、暗証番号などの詐取を狙ったもので、通信キャリアを装ったフィッシングメールやショートメッセージサービス(SMS)より誘導していた。
一方悪用が多かったブランドを見ると、最多だったのは前月と変わらず「Amazon」で、「三井住友カード」「SoftBank」「ETC利用照会サービス」と続いている。
9月と同様、「ETC利用照会サービス」が上位に入った。9月30日に19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置が解除されており、外出機会が増加したことも影響していると同社では分析している。
また上位には入っていないものの、新型コロナウイルスワクチン接種に関連したフィッシングサイトも継続的に発生しているとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2021/12/02 )
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