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マスキングせず情報公開請求者の個人情報を漏洩 - 調布市

東京都調布市は、情報公開請求者の個人情報をマスキングせず、関係機関に送付していたことを明らかにした。

同市によれば、都市整備部街づくり事業課において、情報公開請求に関する意見を聴くため、請求内容と関係ある機関に対して情報公開請求書9枚を送付したが、請求を行った住民の個人情報をマスキングしておらず、個人情報が漏洩したという。請求書には請求者の氏名、電話番号、メールアドレスなどが含まれる。

送付先の関係機関に対して確認したところ、確認後に適正に破棄したとの回答があったという。

同市では、対象となる請求者に対して謝罪。今回の問題を受け、あらためて個人情報保護の周知徹底や職員研修を実施し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2021/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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