Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

部分開示文書で個人情報の墨塗り漏れが判明 - 相模原市

神奈川県相模原市は、部分開示が決定された文書において、非開示とすべき個人情報を墨塗り処理せず、請求者に交付するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、教育委員会や学校が保有する子どもの個人情報について保護者より開示請求を受け、3月27日に部分開示を行ったが事務処理ミスがあったもの。

他生徒29人に関する「1学期教科別観点別評価」、生徒1人に関する「生徒指導情報交換シート」について個人情報部分を墨塗り処理せず交付してしまったという。

作成段階で決済どおりの処理が行われておらず、交付時に他生徒の個人情報が含まれていることへ気づき、一部文書を差し替えたが、ほかの文書にも非開示とすべき個人情報が含まれていたことがあとから判明した。

同市では同日、請求者宅を訪問して謝罪し、交付した文書の返却を依頼した。個人情報が開示された生徒の保護者には、経緯の説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2024/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会